僕と僕の母様 第14回
僕と僕の母様 第14回
そんなことを言いながら コーヒーを飲み終えた後、母様に学校案内をしながら 時間を潰していた。
そろそろ教室に向かおうと 母様が言い出したので 教室に向かい そして二人で教室の前に置かれていた椅子に座り 20分ほど待っていたら 前の順番の奴が教室から出てきた。
母親同士は「今日は」 なんて言いながら会釈をしていたが 僕達子供にしてみれば お互い母親連れだ。 何となく恥ずかしい。 お互いに軽く「おす」 とかって言って流していた。
三者懇談自体は 一応赤点無しということで 最低でもこのままを維持するように、出来ればもう少し点数を上げるように というくらいで特に何も言われなかった。
教室を出て母様が一言「今後も赤点だけは止めてよ」 と言ったくらいだ。
特にあと何もすることがないので すぐに帰ろうかと言うことになり 僕はうかつにも母様とくだらない話をしながら 校舎を出て そのまま車に乗り込んだのだ。
帰りの道は 母様が大体覚えていたようなのだが 一応僕もちゃんと帰れるだろうかと 心配してナビを見ていた。
でもそんな心配は 必要なかったようで すんなりと山道も分かれ道も 迷うことなく走れた。
それも二人でつまらない会話をしながらだ。
運転をする人って 一度通った道は覚えてるって言うけど 本当にすごいなと思った。
でもその関心もつかの間だった。
山道が終わって 国道の大きな道に入って 後はこの国道をずっと走っていけば 家に着く、という母様にとって 気分が軽くなったときに 僕ももうナビとにらめっこを しなくてすむと安心して ふと、何気なく下を向いて 自分の足元に目をやったら なんと僕の足は悲しいスリッパを 履いたままだった。 靴の履き替えを忘れていたのだ。
「・・・っていうか、誰か気付よ」 僕はとっさにそう叫んだ。
「何? どうしたの?」 運転している母様は 何の事か分からない。 当たり前だろう・・・。
「いい、いい、今度信号で止まった時に言うから 前見て運転して」 そう言いながらも僕の目線は 僕の足元にあるものだから 母様も運転をしながら チラッと僕の足元を見た。
「キャハハハ、何それ? 恥ずかしー」
「よそ見しないの!」 あまりにも不甲斐ない僕の足元に恥ずかしくなり 話を逸らそうとしたがこれは無理だろう、母様がずっと笑ってる。
「なんで誰も気づかなかったんだよ」 情けなく言った。
「誰もって、誰が気付くのよ」
「はぁ、情けない足」 母様の言葉に 返事をする気力が無いほど 自分の足が情けない。
「そう言えば、教室出て そのまま車に乗ったもんねぇ、下駄箱のある校舎には 行かなかったわね」 笑いながら言っている。
「はぁー」 ため息しか出てこない。
「二学期の最初の日そのスリッパで学校行く?」
「行くわけないじゃん」 ブウたれて返事をした。
「遠慮しなくていいわよ。 電車でみんなに見せびらかせばぁ?」 大笑いをしている。
「ちゃんと家にある靴を履いていきます ふん!」 今回は女言葉にならなかったようだ。
そして帰りは迷うことがなかった分 行きよりそんなに時間もかからず 無事に家に着いたのだった。
最後まで読んで頂き有難うございました。
参加しております。クリックのご協力をお願い致します。
↓
にほんブログ村
有難うございます。
そんなことを言いながら コーヒーを飲み終えた後、母様に学校案内をしながら 時間を潰していた。
そろそろ教室に向かおうと 母様が言い出したので 教室に向かい そして二人で教室の前に置かれていた椅子に座り 20分ほど待っていたら 前の順番の奴が教室から出てきた。
母親同士は「今日は」 なんて言いながら会釈をしていたが 僕達子供にしてみれば お互い母親連れだ。 何となく恥ずかしい。 お互いに軽く「おす」 とかって言って流していた。
三者懇談自体は 一応赤点無しということで 最低でもこのままを維持するように、出来ればもう少し点数を上げるように というくらいで特に何も言われなかった。
教室を出て母様が一言「今後も赤点だけは止めてよ」 と言ったくらいだ。
特にあと何もすることがないので すぐに帰ろうかと言うことになり 僕はうかつにも母様とくだらない話をしながら 校舎を出て そのまま車に乗り込んだのだ。
帰りの道は 母様が大体覚えていたようなのだが 一応僕もちゃんと帰れるだろうかと 心配してナビを見ていた。
でもそんな心配は 必要なかったようで すんなりと山道も分かれ道も 迷うことなく走れた。
それも二人でつまらない会話をしながらだ。
運転をする人って 一度通った道は覚えてるって言うけど 本当にすごいなと思った。
でもその関心もつかの間だった。
山道が終わって 国道の大きな道に入って 後はこの国道をずっと走っていけば 家に着く、という母様にとって 気分が軽くなったときに 僕ももうナビとにらめっこを しなくてすむと安心して ふと、何気なく下を向いて 自分の足元に目をやったら なんと僕の足は悲しいスリッパを 履いたままだった。 靴の履き替えを忘れていたのだ。
「・・・っていうか、誰か気付よ」 僕はとっさにそう叫んだ。
「何? どうしたの?」 運転している母様は 何の事か分からない。 当たり前だろう・・・。
「いい、いい、今度信号で止まった時に言うから 前見て運転して」 そう言いながらも僕の目線は 僕の足元にあるものだから 母様も運転をしながら チラッと僕の足元を見た。
「キャハハハ、何それ? 恥ずかしー」
「よそ見しないの!」 あまりにも不甲斐ない僕の足元に恥ずかしくなり 話を逸らそうとしたがこれは無理だろう、母様がずっと笑ってる。
「なんで誰も気づかなかったんだよ」 情けなく言った。
「誰もって、誰が気付くのよ」
「はぁ、情けない足」 母様の言葉に 返事をする気力が無いほど 自分の足が情けない。
「そう言えば、教室出て そのまま車に乗ったもんねぇ、下駄箱のある校舎には 行かなかったわね」 笑いながら言っている。
「はぁー」 ため息しか出てこない。
「二学期の最初の日そのスリッパで学校行く?」
「行くわけないじゃん」 ブウたれて返事をした。
「遠慮しなくていいわよ。 電車でみんなに見せびらかせばぁ?」 大笑いをしている。
「ちゃんと家にある靴を履いていきます ふん!」 今回は女言葉にならなかったようだ。
そして帰りは迷うことがなかった分 行きよりそんなに時間もかからず 無事に家に着いたのだった。
最後まで読んで頂き有難うございました。
参加しております。クリックのご協力をお願い致します。
↓
にほんブログ村
有難うございます。